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虚ノ少女 - 自力は至福(フルコンプリート)

Innocent Greyが贈るサイコミステリィAVG第6弾「虚ノ少女」2013年2月8日発売!

・以下にネタバレはありませんが、特徴などを述べています

公式Blogで用いられているワードだからそのまま表現しますが、自力でトゥルーエンドに辿り着くことができました。とある部分でどうしても躓いてしまっていたが、もう一度最初から主人公である時坂玲人の行動を見直してみて、その通り進んだら道が開けた訳ですが、よく考えて地道にプレイすれば何とかなるでしょう。

虚ノ少女はとても落ち着いた作品で気品のある趣なのですが、シナリオ重視のAVGでは最も重要な物語はしっかりしていますし、CGはとても美しくて音楽は哀愁漂う物語に合っていて、声優陣の演技も素晴らしかったですし、とても優雅で洗練されたミステリAVGであるだろう。気品とか優雅とかそういった意味での視点ですと、18禁と一般も含め、従来作の中では今回の虚ノ少女が私の中では一番良いものだと感じています。

ミステリAVGと言えば、エンターテイメント色が強いものと仕掛け重視の工夫を凝らしたものに大きく分けられるのですが、本作はそのちょうど中間に位置する作風だと感じたわけで、演出も優れているがユーザーに考察させる余地を多分に残しているバランスであるだろう。あまりにもやり過ぎるとユーザーがついてこられなくなる恐れがあるので、これくらいが良い塩梅なのではないだろうか。

本作はいわゆる「18禁美少女ゲーム」に該当しますけれど、美少女ゲームと言えば男性向けであることが常識とされているが、本作の場合は主人公を含めたメインを張る3人の男性キャラが格好良くて声も素敵であることと、えっちシーンはシナリオの表現として必要なものだけが存在していて、その内容は基本的に女性を労わる傾向にありますから、言ってみれば「刺激が強い逆乙女ゲーム」という側面を持ち合わせています。とても適当な個人的概算になりますけれど、「美少女ゲーム風味が6~7割、女性向け風味が3~4割」と感じられたほどなので、そういう意味では以前にも述べましたが女性でも楽しめる作品であるでしょう。

本作はリンクバナーの表記にあるように「殻ノ少女三部作第二部」となっていて、私は前作をプレイせずに第二部である虚ノ少女に挑んだのですが、「できれば」ではなくて「絶対に」とまでは言わないけれど、是非とも前作をプレイしてから虚ノ少女に手をつけるのが理想かなと思えました。その理由をここで述べることはできませんが、その方が確実に感情移入度が増すことでしょう。とは言っても前作を未プレイでも楽しめた人間がここに居ますし、虚ノ少女の作中で前作へのフォローも完備されているので、そのまま第二部からプレイするのも有りだと思います。

ネタバレ無しだと書ける事はこれくらいに限定されそうですが、個人的に良かったのは「妹三段構え」であったことで、私は幼少期に母親に対して「どうして妹がいないの?」と尋ねたことがあるほど妹が欲しい願望が強かったので、そういう味わい方もできる虚ノ少女は違った意味で魅力がありました。実際に妹がいる人はそんな事を考えたりしないのだろうけど、私と同じように妹がいないけど妹が欲しいと思っていた人は楽しめるのではないだろうか。3人ともそれぞれ良さがありましたが、私は過去篇の雛神花恋が良かったです。

そんな訳で全て味わいつくしましたけど、いつもは「続き」にネタバレ有りの感想を書いたりしていますが、発売されて間もない作品だから見送ることにします。興味がある人は是非購入してプレイしてみてください。数年先には第三部の完結編がリリースされることでしょうけど、それまでに Innocent Grey の作品3本+ファンディスク1本入りのパラノイアをプレイしてみたい。この中に前作である殻ノ少女が入っているから。

  1. 2013/03/04(月) 18:41:19|
  2. [AVG18禁]虚ノ少女