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フラッシュバックやフラッシュフォワードを巧みに挿入した丁寧な作りが印象的だったルートダブルですが、様々な追加がなされたPS3版が今年の9月に発売されるようだ。この追加内容が既存のXbox360とPCユーザーにとっては気になる物となっていて
・2つの新エンディング
・√Bと最終√の終盤の展開を見直し
・夏彦のRAMが追加
・初回限定版に夏彦視点と渡瀬視点で合計120分に及ぶグランドエピローグ後の事件「After Crime」というドラマCDが収録されている
というようなある意味大幅な拡張版という体裁でもあり、既存ユーザーらにこれら追加要素を別売りでもしてくれなければ不興を買いそうなバージョンアップであるだろう。個人的に特に気になる箇所としては、コンピュータAVGは「プレイヤーが介入できるドラマ」でもあるから、グランドエピローグ後の120分の新エピソードを体験せずにはルートダブルを終えたと言えないような一品だと感じられる。
ドラマCDが新たに制作されるという事は、声優さんらを召集してボイスの追加もきちんと行われているはずだから、中途半端な拡張版ではなく物自体は納得のいく仕上がりになっていそうである。しかしながら、これ1作の為にPS3本体を購入することは有り得ないだろう。
- 2013/06/26(水) 02:44:23|
- [AVG]ルートダブル
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・以下に直接的なネタバレは含まれていません。
1月25日に発売された他ゲームの都合で一時中断していたルートダブルでしたが、再開から1週間ほどでトゥルーエンドを迎えることができました。中断していた地点はちょうどきりのいい所だったので、1ヵ月半の空白を感じずに物語にのめり込む事ができたんですが、本作はかなり長尺なシナリオであるから、残り半分の状態からでも数十時間ほどプレイできたのではないだろうか。
本作の開発は
レジスタであり、レジスタオリジナル作品としては3作目になるようですが、私は前2作を未プレイではあるものの、ルートダブルと由縁の有る「Infinityシリーズ」が大好きで殿堂入りとなっている。その中でも特に「Remember11」と本作はシステムと構造的に因縁が深いので、Infinityシリーズが好きだった人はさらに楽しめることでしょう。
Remember11 は秀作であって私も大好きだけれど、とある部分の作りが不評を買って名作への道が閉ざされてしまったのだが、本作ルートダブルは Remember11 での反省が大きく生かされている作りとなっていて、「良い物を作るんだ」という開発者らの気概がありありと伝わってくる度に清々しい気持ちになれた。
AVGやノベルではお馴染みの「伏線回収」というワードがありますが、登場人物らの来歴や過去の掘り下げも同様だが、それらが丁寧に色濃く、無論楽しめるように作られている作品は一般的に「良作」であるのだけれど、ルートダブルは特にその点については一級品であって、私が見てきた作品群では紛れもなく頂上に位置する「極めて丁寧な作品」だと感じました。
・Remember11の不評であったポイント
・ルートダブルは伏線回収が丁寧で、登場人物らのエピソードが多彩であること
9年前に発売された Remember11 とはいえ、ずばり何が不評なのかを言葉にするのは気が引けるから遠まわしに表現していますが、Remember11 の最終局面でさえルートダブルにとっては「50%の地点でしかない」と言えるほどの力作なのだ。
AVGに限らずゲームを作る人たちがどれだけその道に精通しているかという要素は重要なポイントだと思いますが、本作の場合はSFやサスペンス系AVG作りの熟練者が製作の統括を行っているので、展開に無理もなければ背伸びをしている節などがあるはずもなく、作品全体から余裕が感じられますし、これこそ職人芸であり「匠の技」による完成度なのだろう。
Ever17やRemember11が大好きで、InfinityシリーズのようなSFサスペンスAVGを欲している人には特にお勧めできますし、単純に出来の良いAVGを探している人でも満足できる内容なのではないだろうか。作中に現れる用語などの「TIPS」がとても精細に作られている所も個人的には評価が高いですが、全体的にシステムが非常に良く出来ています。
メーカーがどこであるかは瑣末な事柄であるが、今後も「中澤工」氏が指揮をとって製作されるゲームからは目が離せない。取り敢えず Infinityシリーズの初代作「Never7」が未プレイであるし、2006年の作品だが「I/O」も評価が高いようなので、この2本をプレイ予定に入れておこう。
- 2013/03/18(月) 22:00:41|
- [AVG]ルートダブル
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どの段階まで進んだのか、どのようなルートがあるのか、とある人物の心証はどうであったかと、このジャンルは全てにおいてネタバレであり未プレイの人の興味を削いでしまうから、詳しくは書けないけれど非常に面白い作品です。堂々と書ける内容であるシステムについて少々。
・TIPSの操作性が良くて機能も良好従来の同系列作品にも同じようなシステムが存在しましたが、次々に新しいワードが追加されていった場合、後から見るときに何が追加されたのか判別し難いシステムでしたが、ルートダブルはソート機能とフィルタが良く出来ている為にとても見易いです。
・自動クイックセーブについて新たなシーンに入ったときと、センシズ入力の段階で自動でセーブされるので、この手のジャンルでは定番であるポイント毎の手動セーブすら行う必要がない。ゲームを中断してもクイックセーブは100箇所まで残っているから、後日プレイするときも安心です。
・BAD END後に表示されるヒントヒントを表示するかの切り替えはオプションで行うのですが、デフォルトではオンになっています。BAD ENDになってしまった場合は、最後の画面でどうやれば先へ進めるかのヒントが表示されるため、詰まることはまず有り得ないはずだ。
・メッセージ既読数やシーン数コンプへの配慮当該ルートで条件を達成すれば、そのルートのセンシズ入力時に「回答」が表示されるようになるから、クリア後はコンプへ向けての作業がやり易くなります。
続きはネタバレ有りの途中経過での感想など
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- 2013/01/23(水) 19:00:31|
- [AVG]ルートダブル
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・以下に直接的なネタバレはありませんが、システムについて一部言及しています。
公式サイトやマニュアル、及びインゲームでの「NEW GAME」選択時に2つのルートの存在が明かされていますから、その点は伏せずに書いていきますが、先ずは「√After」でノーマルエンドを迎えました。その段階でのメッセージ既読数は 19% でしたから、結構なボリュームがある作品であることが判りますし、√After、そして√Before だけでは済まない予感がしている。
前回記事に書いたように、ルートダブルは「Infinity No.5」として話を進めますが、過去作で好評だった要素の集大成のような作りでして、常に不思議と緊迫の連続であり、知りたい事はばらばらになった小片として提示され、そう易々とプレイヤーの思惑どおりに事が運ばなかったり、マルチサイトシステムによる整合性のとれた複数ルート構成なり、Infinityシリーズとして待ち望んでいたものは正にコレだという手触りです。
・選択肢に代わる センシズ・シンパシィ・システムルートダブルにはコンピュータAVGでお馴染みの選択肢が存在せず、その代わりに要所での決断を迫られる センシズ・シンパシィ・システム というものがありまして、とある場面で誰某は信用できるのか、自分の意見に自信を持てるのか、などをプレイヤーの意思でバーを調節して分岐していくシステムになっています。これがなかなか面白いシステムでして、目に見えない好感度との関わりもあれば、その好感度がバッドエンド回避と関係していたりもする。
・ゲーム選択の際、私の中では優先順位が低かった原画家であったがルートダブルは「みけおう」さんによる原画なのだが、エスクードのヒメゴトマスカレイドも含めてかなり好きな絵となりました。現実に起こると変顔の筆頭となる「寄り目」、みけおうさんの絵だととても可愛く見えます。特に風見の寄り目がお気に入り。
・ゲーム機からPC用への移植に関してゲーム機版のGUIがどのようなものか見たことがないのだが、今回のPC用ルートダブルはテキストエリアの下に、SAVE、LOAD、SKIP その他諸々が表示されていて、PCへの移植の際に付け足したのではないだろうか。キーボードにショートカットが完備されているが、キーボードなど使わなくてもマウスだけで気持ちよくプレイが可能なレベルになっていて、ゲーム機からPCへの移植としてはかなり出来が良い作品だと思います。
・一つだけ気になったこと私のPC固有の問題かもしれないが、フルスクリーンにするとドットが粗く目立ったまま拡大されてしまう症状が現れてしまった。これはごく稀にPC用のAVGなどで「Alt+Enter」でフルスクリーンにするとこの症状が発生することがあるのだが、Option からフルスクリーンを選べば奇麗に収まってくれる前例ばかりであった。今回はそういう訳にもいかなくて、プレイ前にOSの解像度をゲーム解像度と等しい 1280 x 720 にすれば奇麗な表示となり問題は解決したが、若干の手間がかかるけれど。
そんな訳で、ゲームの性質上ネタバレは絶対に御法度だから抽象的な表現であったりシステムに対する言及くらいしか書けませんけど、出来が良い作品であるのは確かなことでしょう。AVGの場合は検索をかけるとダイレクトにネタバレを喰らってしまう恐れがある為に、ルートダブルが Infinityシリーズの血を濃く受け継いでいることを知らない人が結構いそうだと思えますが、Infinityシリーズが好きだった人には手放しでお勧めです。
続きには取り留めない稚拙な結果予想など。
ネタバレになるからルートダブルをプレイした人のみ閲覧ください。
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- 2013/01/18(金) 17:47:13|
- [AVG]ルートダブル
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昨秋に購入したままで未開封だった PC版 ルートダブル を始めたのですが、先に断りを入れておきますけども、私は情報サイトどころか公式ページでさえ余り見ていない状態で、ルートダブルに関する知識と言えば、Infinityシリーズに携わっていた中澤工氏がプロデューサーを務めていることを理解していて、それ以外は批評空間の中央値とアマゾンの星の数くらいです。
先日までプレイしていて味付けが芳しくなかった為に途中で寝かせる事になった code_18 という作品がありますが、Infinityシリーズを手がけた KID が倒産する折に版権がサイバーフロントに継承されていて、2008年の 12RIVEN は打越氏によるシナリオ執筆であるから良作だった訳ですが、打越氏や中澤氏の手を離れ、その数年後に発売された code_18 は、Infinityという看板を背負いながらも何の取り柄も無い凡作止まりのAVGという評価に帰結した。
意図的に「code_18 → ルートダブル」という順でプレイした訳ではないのだが、プレイを開始してからは驚きと愉悦を覚えることになる。ルートダブルのシステムは、Infinityシリーズの中でもシステムが最も良く出来ていた Remember11 を改良したものになっており、後に生まれた某作品なども感化されている事細かな「TIPS」による解説や、メッセージ既読数やシーンタイトル達成数のパーセント表示など、ほぼそのまま Remember11 の直系と表現しても過言ではない。
さらに面白かったのは、「こちら」の世界では有名な声優さんである「AYさん」が登場してきたり、椿山恵那先生に捲くし立てられてみれば「どこかの山小屋でこの感覚を味わったことがあるぞ」デジャブが発動し、忠実なレスキュー隊員「風見」はA世界の女神であることも続けて認識できた。言ってみれば、「黛鈴」「穂鳥ちゃん」「マイナ」役だった声優さんらがルートダブルの「√After ヒロイン」となっていて、もしも狙った配役だとしたらとてもセンスが良いものだ。
そんな訳で、初期の印象は私にとって非常に好ましい作品でして、これらの特別な感情など抜きにしても、作品の出来はかなり良いのではないだろうか。今のところメッセージ既読数 12% くらいなのでまだまだこれからの状態ですが、ゆっくりと楽しんでみましょう。
・現場を「げんじょう」と読む警察や消防では「げんじょう」と言うらしいのだが、また一つゲームで賢くなれた。
・メッセージ既読数 12% での尺の長さ12% でもかなり進めたという印象なので、全体のボリュームは相当大きな作品だろうという見通しです。インストールをしたときのデータ量は 5.5GB ほどあることからも、音声やCGなどが多めの作品であることが分かります。
・Infinityシリーズ no.5 を夢見ていたのなら12RIVENは integral ではなく Infinity 第4弾として話を進めますが、no.5 がここにあった。
- 2013/01/15(火) 18:44:08|
- [AVG]ルートダブル
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2人の主人公によるザッピングシステムを取り入れている
ルートダブル公式サイト - 製品情報へのリンク今年の6月14日にXbox360版が発売になった作品で、少しでも多く本作を売りたいという事情から、約3ヶ月でPC版の発売が決まったようだ。海外ゲームで遊ばない国内のPCでゲームをするユーザー層は、ある意味ノベル好きユーザーの宝庫でもあるから、出来の良いAVGならリリースしない手はないだろう。何より本作のプロデューサーはEver17やRemember11の中澤工氏であるから、それだけで強力な訴求となっている。
ネタバレ回避の為に公式サイトの情報でさえほぼ遮断している状態ですが、件の批評空間ではデータ数が現況36と少ないながらも中央値85になっている。他所での評判もなかなか宜しいようで、早速
ソフマップで予約を入れておいた。毎度のことながら、本作もソフマップは特典が豪華だから。
来月の9月28日発売のゲームですが
・シンクライアント
・辻堂さんの純愛ロードこの2本も非常に気になっているのだが、発売後の評判が良ければ購入してみたい。辻堂さんの純愛ロードは体験版を少し試してみて、Configのボイス音量調節の視聴をしてみると俄然欲しくなってくるノリで笑ってしまった。辻堂さんの純愛ロードはユーザーが使用しているモニターのアスペクト比にも気を配っている仕様で、ゲーム用途では何かと使い難くなってきた16:10のモニターへの救済が施してあるところに好感が持てた。昨今のゲームは16:9に統一されていく潮流であるが、16:10でプレイした場合の上下の黒い部分に模様の入った壁紙表示が出来るようになっている。細かな気配りだが、こういうところに手を入れてくれる姿勢は個人的に評価が高いです。
- 2012/08/29(水) 23:10:44|
- [AVG]ルートダブル
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